鳥獣戯画はとてもユニークですね。現在、擬人化はマンガやアニメなど様々なメディアで幅広く使われていますが、その先駆け、ご先祖のように思っています。場面の連続にストーリー性もあって、それも面白いと感じました。初心者としては有名な甲巻が気になりますが、乙・丙・丁巻含め全巻見てみたいです。

京都を訪れた際には、高山寺にもぜひ行ってみたいと思いました。明恵上人は、中国から様々なものを取り入れ、お茶の文化を広めた方ですよね。故郷の島で拾った２つの石をお釈迦様の形見として大事にしたエピソードも印象的です。

音声ガイドの収録は、内容に読み応えがあって、すごく勉強になりました。このガイドを一緒に聴きながら展覧会をまわると、より時代背景を深く知ることができると思います。鳥獣戯画に興味があって来られる方も多いと思いますが、ガイドを聴けば、高山寺の成り立ちや明恵上人のことも知ることができます。
鳥獣戯画は会期中に展示替えもありますし、大ボリュームの展覧会なので、ぜひ何度も足を運んでいただいて、高山寺や鳥獣戯画の魅力を堪能していただければと思います。