明治期、開国によって流入した西洋文化が巷を席巻する中、日本画はこれまでの伝統的な絵画技法に基づきつつも、西洋的な技法や感覚を取り入れていくことで、洋画(日本人の描く西洋画)に対する日本独自の絵画分野として成立しました。その後も大正、昭和と日本画は花鳥風月や四季の移ろい、美人画など、日本の伝統的なモチーフを描きながらも、様々な文化や表現を吸収し、時代の変化に合わせて革新を重ねていきました。
本展では、岡山県井原市に本社を置くシーピー化成株式会社の日本画コレクション(ひろしま美術館に寄託)から、横山大観(1868-1958)、菱田春草(1874-1911)、杉山寧(1909-1993)をはじめとした、日本画の黎明期から昭和後期、平成に活躍した画家たちの作品81点を紹介いたします。日本画の奥深い歴史とその魅力をお楽しみください。
菱田 春草《弁財天》1903年 絹本彩色金泥
上村 松園《夕桜》1907年頃 絹本彩色金泥
作品はすべてひろしま美術館(シーピー化成株式会社コレクション)



