無言館開館20周年記念 北海道新聞社創業130周年記念
帰ってきたら再び絵を描きたい―。彼らのその願いがかなうことはありませんでした。今から約70年前、戦場に送られ、志半ばで世を去った数多くの画学生たち。
作家の窪島誠一郎氏は、彼らの生きた証を伝えようと、出征経験をもつ画家の野見山暁治氏とともに全国各地の遺族のもとを一軒一軒訪ね歩き、遺された絵画を収集してきました。その精神に共鳴した無数の支援者の協力も得て、戦没画学生の遺作を常時展示する美術館「無言館」が長野県上田市に開館したのは、1997年のことでした。
「無言館」は今年、開館20周年を迎えます。本展はこれを記念し、その所蔵品の中から約130点の遺作と遺品を紹介します。若くして世を去った彼らの作品は未熟かもしれません。70年の歳月でずいぶん傷んだものもあります。しかし、そこには彼らの深く痛切な思いが込められているはずです。
作品は何を私たちに伝えようとするのでしょうか。私たちは何を受け取ればいいのでしょうか。一度だけでいいのです。どうか彼らの作品に向き合ってみてください。
前売券販売所(4月27日(木)まで)
北海道立釧路芸術館、北海道新聞各支社(北見、苫小牧は道新文化センター)、ローソンチケット(Lコード11866)、セブン-イレブン(セブンコード051-235)、サンクス・チケットぴあ(Pコード768-103)、コーチャンフォー釧路店プレイガイド、MOOガイド、釧路市生涯学習センター、釧路市民文化会館、釧路市民活動センターわっと、エルム楽器釧路支店、釧路総合振興局売店、日専連釧路本店、日専連釧路文苑支店、札幌市内道新・大丸(大丸藤井セントラル内)各プレイガイド
講演会 5月27日(土) |
ギャラリートーク 4月29日(土)、5月13日(土)、6月10日(土) |