ブリヂストン美術館展
北海道立近代美術館、北海道立三岸好太郎美術館 2018年4月21日(土)-6月24日(日)まで開催。

見どころ

明治浪漫主義絵画の代表作《海の幸》、北海道初公開!

青木繁《海の幸》1904年

青木繁《海の幸》1904年重要文化財

各々が手に銛(もり)を持ち、大きなサメのような獲物を担ぎながら行進する、裸の漁師たちの列。
その姿は、海の幸の豊穣を祝う原始的なエネルギーを感じさせます。
この作品は、28歳の短い生涯を天賦の才能で駆け抜けた伝説的画家、青木繁(1882-1911)の作品です。
1904年、青木は友人の画家坂本繁二郎、森田恒友、恋人の福田たねとともに、
千葉県館山市の布良海岸を訪れて、この作品を描いています。
同年、本作は第9回白馬会展に出品され、大きな反響を呼びました。
例えば、象徴派詩人の蒲原有明はこの作品に刺激を受けて、文芸雑誌『明星』に詩「海の幸」を発表しています。
現在でも、作品の持つ謎めいた魅力は、研究者やアーティストをはじめ、幾多の人々の心を捉えて放しません。
画面ほぼ中央で、こちらを見つめる印象的なまなざしの人物は、後に描き加えられたもので、
いつからか、その顔は恋人たねのイメージが重ねられているといわれています。
明治浪漫主義絵画を代表する青木繁の《海の幸》、ついに北海道初公開です。

作品紹介

ピエール=オーギュスト・ルノワール   ポール・セザンヌ
ピエール=オーギュスト・ルノワール
《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》1876年
  ポール・セザンヌ
《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》
1904-06年頃
クロード・モネ   エドゥアール・マネ
クロード・モネ《睡蓮》1903年   エドゥアール・マネ《自画像》1878-79年
アンリ・マティス   モーリス・ユトリロ
アンリ・マティス《青い胴着の女》1935年   モーリス・ユトリロ《サン=ドニ運河》1906-08年
関根正二   藤島武二
関根正二《子供》1919年   藤島武二《黒扇》1908-09年重要文化財

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